黒猫の輪舞曲ロンド


 枝折戸を開き、庭ごしに隊長舎へ向かおうとした乱菊は、あらっと足を止めた。居間に続く濡れ縁に黒猫が前脚をかけて伸び上がり、中の様子を伺っていたのだ。
(…夜一さん?)
 咄嗟に元刑軍軍団長の名が浮かんだのは、部屋を覗き込む猫の様子に知性を感じたからだ。
「夜一さんですか?」
 声をかけてみる。ぎくっと身体を強張らせて振り向いた猫に、乱菊は、
「クロちゃんじゃない!?」
と弾んだ声を上げた。黒猫が逃げるより早く、さっとその身体を掬い上げる。
「久しぶりね。全然姿を見せないから心配してたのよ」
 猫は夜一ではなかった。身体つきは猫型の夜一とよく似ているが、金と紫水晶アメジストの特徴的なオッド・アイは夜一のものではない。その猫は先から十番隊舎によく遊びに来ていた、隊では「クロちゃん」と呼ばれて可愛がられていた猫に相違なかった。
 以前は波はあったものの平均すれば十日に一度くらいの割りで頻繁に顔を出していたクロだったが、このところ、姿を見ることがなかった。最後にクロに会ったのはいつだろうと首を捻った乱菊は、空座町決戦の少し前に構ったきりだったと思い至った。とすると、実に半年近く姿を見ていなかったことになる。決戦直後は色々と後始末に奔走し、それどころではなくて取り紛れていたとはいえ、そんなにかと乱菊は改めて愕然とした。
「どうしてたの? 病気でもしてた?」
と身体を目の高さに掲げて様子を観察するが、とりあえず、クロは毛艶も良く、少なくとも今は健康そうだ。
「クロちゃん?」
 だが、様子がおかしい。以前のクロなら乱菊に抱上げられると、ゴロゴロと咽喉を鳴らし、頭を乱菊の胸元に擦り付けて甘えて来ていた。それなのに、今のクロは身体を強張らせ、怯えているようだ。
「…もしかして、誰かに酷い目に遭わされたの? それで怖がっているの?」
 乱菊が眉を顰めた時、
「松本、来てたのか?」
と言いながら、冬獅郎が居間に入ってきた。
 乱菊に向かって歩んでいた冬獅郎の足が止まった。みるみるうちに眉間の皺が深くなっていく。
「隊長、どうなさったんですか?」
と乱菊が問うた直後、
「てめえ、いい度胸だな」
 冬獅郎が絶対零度の低音で言い放った。
 びくっと、乱菊は身を竦めた。その静かな怒声が自分に向けられた、そう思ったからだ。だが、次の刹那、
「ご、誤解です!」
 慌てふためいた第三者の声が乱菊の耳朶を打った。
(え!?)
「その姿で松本に近づくなと警告したはずだぞ」
「誤解です! 誤解ですから、氷輪丸、解放しないで下さいっ!!」
 間違いない。
 猫が、クロが喋っている。
「うっぎゃあぁあぁぁ!!!!」
 隊寮中に響き渡るほどの盛大な悲鳴を上げて、乱菊はクロを放り捨てた。

 まだ心臓がばくばくと煩いほどに早鐘を打っている。
「大丈夫か、松本?」
 冬獅郎に水を飲ませて貰い、背中を擦られても落ち着かない。
「な、何だったんですか、あれ?」
「あれか…。あれは、」
 冬獅郎が説明しようと口を開きかけた時、
「驚かせて申し訳ありませぬでした」
と居間の襖が開いた。
「え、あの?」
 入ってきた青年に乱菊は目を白黒させる。
「現四楓院家当主、四楓院月詠つきよみだ」
 ぶっきらぼうに冬獅郎が紹介する。
「へ? 四楓院?」
「四楓院夜一の異母弟で、月詠と申します」
と、青年が言い直して自己紹介した。
「夜一さんの異母弟おとうと…」
「はい」
 呆然と男を見つめていた乱菊だったが、やがて、
「まさか…」
と小さく呟いた後、びしっと月詠を指差した。
「あんた、クロちゃん!?」
「はぁ、そうです」
 月詠は苦笑と共に肯定した。
「松本、気持ちは分かるが指差すな。一応、四楓院の当主だぞ」
 冬獅郎が注意した。
「一応じゃなくて、実際、当主なのですが」
「言葉の綾だ」
 告げた後、冬獅郎は表情を鋭くした。
「ところで、猫の姿で松本に近づくなと警告をしておいたはずだが?」
 室内の温度が少し下がった。
 月詠は慌てて、手を振った。
「ですから、誤解です。私は日番谷隊長に用があって参ったのです。そしたら、松本副隊長がいらして、逃げる間もなく抱きかかえられてしまいまして…」
「…」
「本当ですよ。現に、この数か月、十番隊舎には近寄っておりませぬよ」
 ちらと、冬獅郎は乱菊を見た。まだ驚きからは抜けきっていないものの、月詠の言葉を肯定する形で乱菊は頷いた。
「ほらね。第一、日番谷隊長こそ、私の正体について松本副隊長に伝えていらっしゃらなかったのですか?」
 双殛の丘の地下空間で自らの正体を明かした月詠に対し、冬獅郎は彼がただの猫ではないことを乱菊にも伝えておく、と宣言したはずだ。月詠としては、当然、乱菊は自分の正体についてわきまえてるものだとばかり考えていた。それなのに「クロちゃん」と邪気なく呼び掛けられて、呆気に取られて逃げ損ねたのだ、と月詠は主張した。
「決戦に、叛乱の後始末とそれどころじゃなかったからな。忘れていた」
と冬獅郎。
「そうですか。しかし、松本副隊長に抱き上げられた時には冷や汗ものでしたよ。こんな場面、日番谷隊長に見付かったら氷漬け確定ですからねぇ」
 道理で怯えていた筈だ、と少しずつ落ち着きを取り戻してきた乱菊は思い至った。
 それにしても、と乱菊は溜息をついた。夜一以外に猫に変化出来る者がいるとは思わなかった。今まで、ただの猫だと信じ切ってじゃれていたのにと、じとっと月詠を睨めつける。すると、彼は苦笑いしつつも、
「申し訳ありませぬでした、松本副隊長」
と丁寧に頭を下げた。文句を付けたいことは多々あれど、仮にも四大貴族の当主に頭を下げられては、一介の副隊長の身では矛を収めるしかない。
「あの、ひとつ伺ってもいいですか?」
「はぁ、何でしょう?」
「月詠さんと夜一さんの他にも猫…、いえ猫じゃなくても、他の動物でもいいんですけど、変化できる人がいるんですか?」
 他にもいるとなるともう無邪気に猫に構うことなんて出来ないと、乱菊は警戒したのだが、
「他には祖父と大叔父が体得しておりますが、あの人たちはもう歳が歳ですから、好んで猫に変化することはないでしょうなぁ」
と月詠はのんびりとした口調で答えた。
「本当だろうな」
 冬獅郎が疑り深い目で見たが、
「本当ですよ」
と月詠は怯むことなく太鼓判を押した。
「この変化の術は四楓院の本家にだけ継承が許される技なのですよ。大叔父は術を体得しましたが、本家を祖父が継いで、分家となった時に術を子には伝えぬと誓約しております。父は一人子でしたし、もう亡くなっておりますから、この技を実際に使えるのは、私と姉だけです」
「一応、信じといてやる」
「何です? 一応って」
と月詠はもう癖になってしまったかのように苦笑いを零した。
「で?」
 冬獅郎は急に月詠に問いかけた。
「俺に何の用だ?」
「ええ?」
「さっき、俺に用があって来たと言っただろう? 何の用だ?」
「ああ、それですか」
 言い淀む月詠に、
「松本がいると話せねぇことか? だったら、席を外させるが…」
 相手は四大貴族だ。立場を慮った冬獅郎だったが、
「いえ、そういうことではありませぬよ」
と、月詠はがりがりと頭を掻いた。その暢気な好青年ぶりに、乱菊は呆気に取られるばかりだ。
(四楓院の現当主っていったら、権謀術数に長けた冷徹な切れ者って噂だったけど…。それともこののほほんとした態度も演技なのかしら?)
 乱菊が探るように観察している側で、
「実は先日、久しぶりに姉上が尸魂界に戻って参りまして…」
と、月詠は話し始めた。
「まぁ、それで、世間話でですな、日番谷隊長と松本副隊長のことが話題に上がりまして」
「で?」
「何でも、姉が申すには、松本副隊長とすっかり出来上がった日番谷隊長は、もうルンルン気分でわが世の春を謳歌していらっしゃるとか」
 冬獅郎は額に手を当てて、たっぷり五秒瞑目した。
 それから、大きく溜息をつくと、
「現世でも死語だぞ」
と覇気のない声で突っ込みを入れた。
「何がですか?」
「何だよ、『ルンルン気分』てのは…。俺はそこまで浮かれてねぇ」
「照れなくてもいいじゃないですか。松本副隊長ほどの美女をモノにしたのですから、浮かれたって当然です」
「だから、浮かれてねぇ」
「はいはい。そういうことにしておきます」
 月詠の言葉に冬獅郎は半眼になった。
「読めたぞ。てめえ、俺の浮かれた面とやらを覗きに来やがったな」
「あはは~、わかりましたか?」
 楽しそうにへらっと笑った月詠に、最早、突っ込みを入れる気も失せたのか、冬獅郎は黙り込む。
 乱菊は少しだけ首を傾げると、
「ねぇ、月詠さん」
「何ですか?」
「月詠さんって、浦原さんに似てらっしゃいますね」
と指摘した。
「え~? 似てますかあ?」
 月詠は首を捻る。対して、
「外見じゃありませんよ」
と乱菊は続けた。
「何ていうか、その人を煙に巻く感じがどことなく…」
 外見で言えば、月詠と喜助は対極にある。全体に色素が薄い喜助は髪だって、乱菊よりもずっと明るく、俗に「プラチナ・ブロンド」と呼ばれる淡い色味の金髪であるし、瞳の色も薄い蒼灰色である。膚も男性としては色白であろう。一方、月詠は夜一と同じ褐色の膚、漆黒の髪と色素は濃く、顔立ちも姉と似ていて眸が猫のように印象的な、きりりとした童顔である。
 だが、醸し出す雰囲気は夜一よりも喜助に近いと乱菊は感じた。どんなにふざけていても、貴族の娘として規格外のお転婆ぶりを発揮しようとも、元隠密機動総司令官にして二番隊隊長、四大貴族四楓院家の嫡子であった夜一には、対峙する者が知らず圧倒される威厳が備わっていた。月詠にはそれがない。いや、ないというよりも、意図的に、巧みに隠している節がある。
 月詠は、ああと頷いた。
「私と喜助さんは兄弟のようにして育ちましたからねぇ。影響を受けているかもしれない」
「兄弟?」
「ええ、まぁ。喜助さんは早くにご母堂を亡くされましてね。子供の頃に、四楓院家に引き取られたのですよ。居候と妾の子。男の子同士だし、日陰者同士、兄弟のようにして過ごしたものです。私は姉や喜助さんほどの霊力はありませんでしたが、貴族として恥ずかしくない程度に鬼道や白打が遣えるのも、喜助さんに手取り足取り教わったからなのです」
「浦原と四楓院は幼馴染だったのか」
「はい」
「あ、じゃあ、夜一さんは? やっぱり幼馴染?」
「はい。姉は嫡子でしたので、妾の子である私や居候の喜助さんとは本来、一緒に遊ぶなど許されないはずでした。ですが、姉の母上…。父の本妻に当たる方がまぁ、女傑というか、ものに拘らないさっぱりしたご気性でしたものですから。『同じ年頃の子供が一つ家に暮らしておって、共に遊ぶことも出来ぬとは変じゃ』と仰せで、私や喜助さんを姉の側に寄せて下さったのです。おかげで、幼い頃はそれこそ三人で野山を経巡って遊びまわったものです」
と月詠は説明した。
「だからこそ、でしょうね。姉上が喜助さんを助けたのは…。ま、あの人の場合、四大貴族の当主におとなしく納まっておられる気性ではありませなんだから、これを好機とばかりに私に後を押し付けて逃げた、とも深読み出来ますが」
 彼はさっぱりと笑って見せた。

 すっかり驚きから立ち直った乱菊は、客に茶も出していないことにようやく気が付いた。冬獅郎に目配せして、給仕に立つ。ややあって、乱菊が茶を準備して居間に戻って来た時、
「そういえば、あんた、中央四十六室の一員に選ばれたんだったな」
と冬獅郎が質しているのが耳に入った。
「ご存知でしたか」
「噂でな。半信半疑だったんだが、本当だったんだな」
 乱菊が茶菓を月詠の前に置いた。冬獅郎と自分自身の席にも茶を置いた彼女が再び腰を落ち着けるのを待ち構えていたように、いきなり、月詠は、
「日番谷隊長、松本副隊長、申し訳ありませぬでした」
と深々と頭を下げた。
「何のことだ?」
 冬獅郎が眉を顰める。
「市丸隊長のことです。実は、『色絶無』を提案したのは私なんです」
 月詠の言葉に、乱菊はびくりと身体を硬直させた。そんな乱菊を一瞥してから、冬獅郎は言った。
「だが、三十日の刑期を言い出したのはあんたじゃねぇだろう?」
    はい」
「だろうな…。俺の当て推量だが、あんたは市丸を処刑させねぇ為に色絶無の刑を持ち出したんじゃねぇのか?」
 乱菊が目を瞠った。
 月詠は息を吐くと肯定を返した。
「そうです」
「そうか…。なら、あんたが謝る必要はねぇ。市丸が処刑されなかったのはあんたのおかげだ。むしろ、俺たちが礼を言うべきだろう」
「市丸隊長が戻って来られたのは僥倖です。色絶無三十日と決定した時、正直なところ、後悔しました。こんなことになるのだったら、素直に処刑させておいた方がいらぬ苦しみを与えることもなかったのにと」
「だが、あいつは戻って来た。処刑されなかったおかげでな」
 きっぱりと、冬獅郎は言った。
「確かに、色絶無三十日が意味するものを知った時には俺も助命嘆願を出したことを悔やんだくらいだ。けど、あいつは戻って来た。あんたが処刑に反対してくれたおかげだ」
「そう言っていただけると、心も晴れます」
 ようやく、月詠は乱菊が淹れてきた茶に口をつけた。
「私は色絶無十日を提案したのですよ。いくら、鏡花水月に操られていたといっても、やったことがやったことですから。それなりに、納得出来る刑を与えねば、処刑回避は無理だと思ったからです。それに、十日でしたら、市丸隊長なら何とか耐えきるのではないかという勝算もありました。ところが、あのくそじじいどもときたら…」
「…仕方ねぇだろうな。あんたの台詞じゃねぇが、やったことがやったことだからな」
 冬獅郎も茶を啜りながら応じた。
「それにしても、市丸隊長はすごいですな。三十日なんて、絶対に耐えられないと思っておりました。あの人が廃人になってしまったらどうしようかと、刑の間、生きた心地も致しませぬでしたよ」
 冬獅郎が理解を示したことで安堵したのか、月詠の表情がくつろいだ。茶をおいしそうに飲み干すと、
「松本副隊長、申し訳ございませんが、お茶のおかわりをいただけますかな」
と頼んだ。乱菊はすぐにおかわりを淹れた。急須から彼の茶器に茶を注ぎながら、乱菊は先ほどから疑問に思っていたことを口にした。
「どうして、月詠さんはギン…、いえ、市丸隊長に肩入れして下さったんです?」
「ああ、それですか」
 にっと笑って、月詠は言った。
「絢女隊長や松本副隊長のような美女が泣くのを見るのは忍びありませんでしたからなぁ」
「…はぁ?」
「男なんぞいくら泣こうが構いませぬが、美女を悲しませるのは私の義に反します」
 どういう「義」だ。
 冬獅郎は心の中で疑問を覚えた。
「それにまぁ、個人的には市丸隊長に感動していたこともあります」
「感動…、ですか?」
 乱菊が怪訝そうに首を傾げた。
「そうですよ。ただひたすら絢女殿を想い、絢女殿の敵討ちの為に何十年と雌伏して、あの腹黒陰険眼鏡の寝首を掻く機会を伺っていたなぞ、あっぱれです。あれぞ、男の鑑!」
 どん、と月詠は拳で卓を叩いた。冬獅郎は半分呆気に取られつつ、
    『腹黒陰険眼鏡』って藍染のことか?」
と分かってはいたが、念の為に質してみた。
「ええ、あの似非エセヨンさまです」
 月詠は肯いた。
「私はあいつが善良な隊長を演じていた頃から大嫌いでして。あの万全の微笑みを見る度に、背中から蹴りを入れたい衝動を抑えるのに苦労しました。坊主憎けりゃ何とやらで、たまに現世に遊びに出た時なぞ、罪もないヨンさまにまで破壊衝動を覚えたものです。パチンコ屋とか某眼鏡店とかにいるでしょう」
「…いたな、そういえば」
「いましたねぇ」
 十番隊主従は気の抜けた肯定を返した。
「そんなことはどうでもいいのですが、市丸隊長ですよ」
と月詠は自ら話を戻した。
「やはり、惚れた女に命を賭けてこそ男です。たった一人、心の底から惚れ抜いた女の為に、思い込んだら試練の道を行くが男のど根性というものでしょう」
「…『巨人の星』の主題歌だから、それ」
 思わず突っ込んでしまった。
「鏡花水月の罠にかかってしまったのはお気の毒でしたが、こころざしやよし、というものです。あのまま、むざむざあの人を処刑させてしまうのは私自身、忍びなかったのですよ」
 自信満々に断言する月詠を乱菊は茫然と、冬獅郎は呆れ顔で見つめていた。

 一体、何をしにやって来たのかよくわからない(おそらく、冬獅郎が看破した通り、単に乱菊とくっついた冬獅郎をからかいに来ただけなのだろう)月詠が去ってから、冬獅郎と乱菊は気の抜けた顔で煎餅を齧っていた。
「…隊長…」
「なんだ?」
「中央四十六室って…」
「ああ」
「『尸魂界全土から集められた四十人の賢者と六人の裁判官で構成される尸魂界の最高司法機関』、でしたよねぇ」
 乱菊の確認に、
「霊術院の教科書にはそう書いてあったな」
とどこか投げやりに冬獅郎は応じた。
「ギンの処刑を阻止してくれたことは感謝してます。感謝してますけど、いいんですかねぇ、あんな理由で死刑回避って…」
と乱菊は溜息を吐いた。
「松本」
 厳かな顔で冬獅郎は宣言した。
「自分の心の平安を望むなら、これ以上考えるな」
    そうします」
 答えたものの、「賢者」の基準って一体何? 「裁判官」の資質って公平で冷静な判断力じゃなかったっけ、と乱菊は頭が痛くなりそうだった。

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 反乱終結後、日番谷隊長の私室で乱菊さんが王子様と対面してドキドキさせられた

 王子様=四大貴族・四楓院家当主という強引な解釈でお題達成。「ドキドキ」も意味が違う気がしますが気付かないふり。
 時間軸は叛乱終結後、半年足らずくらいの時期を想定しています。
 以前、幕間の小噺で書いた「黒猫のタンゴ」で何故か好評だったオリキャラ・四楓院月詠氏の再登場です。
 月詠氏が砕蜂さんと進展しないと愚痴って、「猫の擬態をやめろ」と日番谷隊長に突っ込みを入れられるシーンとかも書きたかったのですが話が冗長になり過ぎるので断念しました。

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2011.07.24